airの忘れないための娯楽の記録

目指せ!せかいおかねもちくらぶ

ガンパウダー・ミルクシェイク:2丁拳銃とアイパッチ

ネタバレあり


公開前からめっちゃ楽しみにしていたこちら、期待を裏切らないおもしろさだった。

まあ〜カレン・ギランちゃんとレナ・ヘディ(ヒーディ?)さま、と聞いただけでおもしろそうだし、なんと言ってもミシェル・ヨーですよ。でかい銃!鎖!最後にはアイパッチ姿も!(目を傷めてましたかね)そんでまあクライマックスの闘いではウェイトレスの制服で2丁拳銃ですよ。みんな大好きなやつ〜(多分)

おそらく往年の東映やくざ映画を見た人らが映画終わった後気分は高倉健、だったかのように私は気分はミシェル・ヨーで映画館を出た。

とここまで私が意気揚々となれるのはストーリーもよかったからである。おっさんの仕切る「ファーム」のために殺し屋稼業をやってるサム(カレン・ギランちゃん)はなんやかんやで人質になった9歳と8ヶ月の少女を助けるために「ファーム」を裏切って彼らに追われる羽目になる。そこで助けを求めたのが、行方不明になっている母の元仲間の女性たち。母も戻り、揃って「ファーム」に立ち向かう姿がめちゃんこかっこいい。

最近のハーレイ・クインのやつとかこないだの355とか、ちょっと前のオーシャンズ8とか、もっとこういう女子が見たあと肩で風切って映画館を後にできるような痛快アクション映画が増えますよう。

ドリームプラン:バーンサルとオレ流に思いを

ジョン・バーンサルが好きだ。

御多分に洩れず「パニッシャー」からはまったクチである。

いやあ…いい俳優さんじゃありません?

と私のような者が言うまでもないですが。

パニッシャーの次に見た「レジェンダリー」という映画では、

ほとんど口を聞かない役なんですがその分目の演技がすごくよかった。

あんな雄弁な目。 そして最後の最後に発するたった一言。

更にはまったわけである。

その後も「ザ・コンサルタント」とか「フォードvsフェラーリ」とか好きなのいっぱいある。

で、この作品にも出ると聞いて見に行った。スポーツ題材の映画まあまあ好きだし。

主人公のリチャードにめちゃくちゃ振り回されていた。他人に振り回される役はパニッシャー以来では(フランク割に振り回されてると思う。本人に言ったらめっちゃ嫌がられそうだけど)

また、テニスのコーチの役なのでテニスをするバーンサル、選手をでかい声で鼓舞するバーンサル、持ち上げられてテレるバーンサル、いろんなバーンサルが見られてうはうはした。

バーンサルのことばかり書いてしまったが、主人公はウィル・スミスが演じるヴィーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹の父、リチャードである。まあーあんたうまくいったからいいようなものの、姉妹のどっちかがもういやだ、と言ったらそこでしまいだしまあーオレ流を貫くし、こんなん自分の家族やったら大変やわ、と思う。ヴィーナスとセリーナめっちゃ頑張り屋さんやし2人がすごい。えらい。

ただまあリチャード父さんは決して2人をけなさないしいつも褒めてくれるのだ。そこはいいところだ。まあでも相当オレ流ですよ。

ウィル・スミスがウィル・スミスオーラをほぼ消していた。すごい。リチャード父さんは稀有な成功例で、リチャードと姉妹になれなかった親子がいっぱいいるんだろうな、とジュニアの大会の子どもをめちゃくちゃ怒ってる親の描写とか見て思った。

原題のKing Richardってシェイクスピアの何か(リチャード三世とか?)を連想させるタイトルで、確かになんか王様っぽいというかまあとにかくオレ流です。オレ流って言いたいだけか。

 

355:キンバーグ不信(ネタばれあり)

せっかくブログを始めたというのに一発目から不穏な出だしである。

“355”は様々な国籍、立場の5人のスパイの女性が大活躍する映画、

と聞いて「そんなん絶対見に行くじゃ〜ん」と楽しみにしていた。

しかしその後監督がサイモン・キンバーグと聞いてちょっとねえ…

と思ってしまったのである。なぜか。

それは“X-MEN: ダーク・フェニックス”のせいだ。

なんというかその〜、あれって「おれのかんがえたいちばんかっこいいエリック」

をずっと見せられていたような気がするんですよ。エリックっつーかファスベンダー。

やたらエリックのアップが多かった(ような気がする)しー。

知らんがなそんなん…私とてファスベンダーは好きですが、

あの話でそれやられても困ったのである。

その1本でそこまで不信感を抱くのか、心の狭い奴だ、と思われるかもしれませんが、

まあそれだけ強烈な印象だったということです。すみませんね。

そういうことで構え気味で鑑賞したのですが、

アクション映画としてはよかったです。

地下鉄の追跡のところのぬるぬる動くカメラワークがおもしろかった

(ワンピースに銃はいいですね。剛と柔という感じで)し、

格闘とかガンアクションも景気がよかった。

最後のホテルのところはこの後のホテルの人たいへんだよ…と、

ホテル従業員の気持ちになってしまいました。ボコボコでしたやん。

それだけ迫力はあったということで。

 

話はよくあるパターンっちゃパターンで、そこはあんまりひねらないのね、

という感じでした。ニック絶対生きとるやろワレ、だし、そうなると自動的にあの上司のおっちゃんもあやしいし。

あと一般人の彼氏を…これはもしかしていわゆる「冷蔵庫の女」の男版?!とか思ってしまった。マリーさんの上司は業界(業界?)の人だから百歩譲ってしゃあないとしてもねえ…その割にはニックは不自然に生き残ってますやん。

次あったら出したいのか。もしかして今回「おれのかんがえたさいきょうのセバスチャン・スタン」をやりたかったしまたやりたいのかキンバーグさんよ。(言いがかりである)

まあ~まだまだ過渡期ということなんでしょうか。ベタでもいいから女子アクションもの、もっとたくさん作ってほしい。今回メインの女性たちの平均年齢が割と高めなのもよかった。もっと高くてもいいし世代ばらばらでもいい。

 

港で男を追跡するところの、

メイスさんの靴がめっちゃヒールのある靴で、(太いものではあった)

そこはマリーさんのようなゴツいブーツ、まではいかなくてもフラットなものがよかったんじゃない?と思いました。パリのシーンはあんまり靴の印象がないんだけどワンピースにあったものだったらヒールだったんだろうか。