airの忘れないための娯楽の記録

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ドリームプラン:バーンサルとオレ流に思いを

ジョン・バーンサルが好きだ。

御多分に洩れず「パニッシャー」からはまったクチである。

いやあ…いい俳優さんじゃありません?

と私のような者が言うまでもないですが。

パニッシャーの次に見た「レジェンダリー」という映画では、

ほとんど口を聞かない役なんですがその分目の演技がすごくよかった。

あんな雄弁な目。 そして最後の最後に発するたった一言。

更にはまったわけである。

その後も「ザ・コンサルタント」とか「フォードvsフェラーリ」とか好きなのいっぱいある。

で、この作品にも出ると聞いて見に行った。スポーツ題材の映画まあまあ好きだし。

主人公のリチャードにめちゃくちゃ振り回されていた。他人に振り回される役はパニッシャー以来では(フランク割に振り回されてると思う。本人に言ったらめっちゃ嫌がられそうだけど)

また、テニスのコーチの役なのでテニスをするバーンサル、選手をでかい声で鼓舞するバーンサル、持ち上げられてテレるバーンサル、いろんなバーンサルが見られてうはうはした。

バーンサルのことばかり書いてしまったが、主人公はウィル・スミスが演じるヴィーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹の父、リチャードである。まあーあんたうまくいったからいいようなものの、姉妹のどっちかがもういやだ、と言ったらそこでしまいだしまあーオレ流を貫くし、こんなん自分の家族やったら大変やわ、と思う。ヴィーナスとセリーナめっちゃ頑張り屋さんやし2人がすごい。えらい。

ただまあリチャード父さんは決して2人をけなさないしいつも褒めてくれるのだ。そこはいいところだ。まあでも相当オレ流ですよ。

ウィル・スミスがウィル・スミスオーラをほぼ消していた。すごい。リチャード父さんは稀有な成功例で、リチャードと姉妹になれなかった親子がいっぱいいるんだろうな、とジュニアの大会の子どもをめちゃくちゃ怒ってる親の描写とか見て思った。

原題のKing Richardってシェイクスピアの何か(リチャード三世とか?)を連想させるタイトルで、確かになんか王様っぽいというかまあとにかくオレ流です。オレ流って言いたいだけか。